24 May 2018


『カモメの日の読書 漢詩と暮らす』



漢詩翻訳と
暮らしのエッセイの
40+2篇。

「……こんないきさつから、わたしじしんの漢詩的日常を綴ってみたのが本書になります。いわゆる漢詩らしい主題はもとより住まいと暮らし、趣味と行楽、たべものと料理、恋愛、ペット、少年愛といった雑多なモチーフや、一字詩、狂詩、集句詩、回文詩、ルビの妙技、対句のサビメロ性といった言語的遊戯にまつわるトピック、さらには短歌、連句、俳句とのセッションなど、あれこれ少しずつお試しで味わえるようにと工夫しつつ、合計で50 篇あまりの漢詩を紹介しました」(「はじめに」より)

目次
はじめに   1.カモメの日の読書   2.うりふたつのたましい   3.酒と菊の日々   4.旅路の果てに   5.過ぎ去りし日のぶどう酒   6.風の手のままに   7.仮住まいの花   8.風光をわがものにして   9.猫と暮らす   10.夢を生きる者たち   11.生まれたてのピクニック   12.雪月花のとき、最も君をおもう   13.芹と筍のお弁当   14.ぴたりとはまる   15.バナナ的スローライフ   16.シンシア   17.煙草に寄せる恋   18.空港で、休日の匂いを   19.古代から伝わる恋文   20.ひるねの作法   21.水のささやきを聞いた夜   22.言葉にならないさよなら   23.るびふるあそび   24.文字の近傍   25.トランクルームの客   26.研ぎし日のまま胸にしまう    27.ひとりでいるときは   28.鳥のデッサン   29.無音の叫び   30.クールミントの味   31.死と喪失のドラマ   32.D J としての漢詩人   33.月のかがやく夜に   34.歌う水晶   35.今は遊びより本がたのしい   36.虹の脊柱   37.春の片田舎で   38.詠み人、あるいは脱時制者のために   39.回文と音楽   40.冬の朝、そのよごれた窓を   付録1.恋は深くも浅くもある   わたしはどのように漢詩とおつきあいしてきたか   付録2.ロマンティックな手榴弾  「悪い俳句」とはいったい何か?   あとがき   本書に登場するおもな詩人たち   漢詩出典   初出


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本書に登場する主な漢詩
「旅夜書懐」杜甫  「贈元稹抄」白居易  「飲酒二十首 其七」陶淵明  「滕王閣」王勃  「西域河中十詠 其一」耶律楚材  「蓼花」陸游  「芍薬」謝希孟  「山園小梅」林逋  「祭猫」梅尭臣  「春日酔起言志」李白  「春夜宴桃李園序」李白  「從斤竹澗越嶺溪行」謝霊運  「寄殷協律」白居易  「新城道中二首之一」蘇軾  「食茘枝」蘇軾  「飲酒二十首 其五」陶淵明  「飯罷戯示隣曲」陸游  「蔬圃絶句七首 其二」陸游  「梅村」呉偉業  「春前」孟今年(大田南畝)  「春暁」孟浩然  「無題」夏目漱石  「相思」王維  「送沈子福之江南」王維  「昼臥」厲鶚  「無題」頼山陽  「三月念三遊嵐山有憶」江馬細香  「唐崎松下拝別山陽先生」江馬細香  『西遊記』第一回より抄出 呉承恩  「秋声」余林塘  「題秋江独釣図」王士禎  「十一字詩」何佩玉  「十三夜」原采蘋  「関山月」李白  「岐陽」元好問「九月九日憶山東兄弟」王維  「鵲」絶海中津  「短歌行」曹操  「原爆行」土屋竹雨  「兵車行」杜甫  「白羽扇」白居易  「送王十八帰山寄題仙遊寺」白居易  「暮春侍宴冷泉院池亭同賦花光水上浮」菅原文時  「過元家履信宅」白居易  「梅花」王安石  「無題」小池純代  「二月十一日崇国寺踏月」袁宏道  「陳商」李賀  「偶然作」袁枚  「瘞梓人詩」袁枚  「春中与盧四周諒華陽観同居」白居易  「尋胡隱君」高啓  「春日偶成 其十」夏目漱石  「夢長」王安石  「江雪」柳宗元  『紅楼夢』第五十二回より抄出 曹雪芹  「正月」李賀  「秋夜宿僧院」劉得仁  「寄近侍美妾」一休宗純

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著者:小津夜景 装幀:ほりはたまお+北野太一 装画:ほりはたまお 
定価:2000円(税別) ページ数:216 サイズ:四六判変形
発行所:東京四季出版 2018年6月20日 初版第1刷発行 ISBN 9784812909959